京都市の嵯峨嵐山地域で食べ歩きのごみが課題となる中、嵐山商店街(京都市右京区)が商品を購入した店舗でごみを捨てるよう呼びかけるポスターを作成した。
渡月橋から続く長辻通にはテイクアウト商品を提供する店が並び、食べ歩きを楽しむ観光客も多い。長辻通には市設置のごみ箱がないため、ごみは商品を販売した各店舗が回収しているが、観光客は食べながら移動することから、ごみを持ったまま土産物店などで買い物をして商品が汚れたり、飲食物を販売していない店でもごみ処分の負担を強いられたりする状況が発生しているという。
そこで、商店街はごみの捨て方を知ってもらおうとA3判カラーのポスターを作成。200部作成し、各店舗に配布した。
商店街の石川恵介会長(54)は「購入店舗でごみを捨てることで市のごみ箱があふれることも防げる。美しい景観を守れるようご理解をお願いしたい」と呼びかける。