京都府警福知山署は、ドローンを使った広報活動を京都府福知山市三和町大原で実施した。近くの三和小の児童も協力し、上空30メートルから災害時の早期避難や戸締まりの徹底を呼びかける子どもたちの声が山中に響いた。
大原地区では1月下旬、雪の影響で府道が寸断され、一時3世帯7人が孤立した。道路が使えなくても、ドローンで情報提供や地区の状況把握をできないかと、三和駐在所の木下敦志警部補が企画した。
関東地方の山間部であった強盗事件や多発する特殊詐欺を踏まえ、早期避難だけでなく戸締まり確認など4種類のメッセージを作成。3人の「小さな警察官」が無線機を通して、住民に早期避難や防犯意識の向上などを空から呼びかけた。
将来の夢は警察官という同小4年の児童(9)は「これをきっかけにみんなが戸締まりに気を付けてほしい」と話した。同町台頭地区でも同様にドローンを飛ばした。