滋賀県の長浜市議会予算常任委員会は21日、厚生労働省から派遣を受けて7月から副市長を2人に増員するのに伴う関連予算を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を、反対多数で否決した。予算案は6月定例月議会最終日の25日に本会議で採決される。
同委員会は、中川勇議長を除く20人で構成。竹本直隆委員長を除く19人のうち賛成6、反対13で否決した。
補正予算案には2人目の副市長の人件費（7月～来年3月分）1千万円や、増員に伴う副市長室整備費230万円が含まれている。整備は、副市長室北側の応接控え室に窓を設けて新たな副市長室に改修するなどの内容。補正予算案を否決した19日の予算常任委員会総務教育分科会の審議では委員から「財政が厳しい中、改修は必要なのか」などと意見が出た。
19日の総務教育常任委員会では増員に伴う関連条例改正案も反対多数で否決した。2人目の副市長の人選は未定で、人事案件は25日に出される見通し。