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今年のお茶は「品質安定で上質」、玉露は「うま味強い」 京都府綾部市で「両丹茶品評会」

京都新聞 2024年6月27日 14時0分

 京都府の中丹地区で今季生産された茶の品質をみる「両丹茶品評会」の審査会が、綾部市宮代町のJA京都にのくに茶業センターで開かれた。農家の作った新茶計54点が並び、審査員が葉の色合いや香り、味などを入念に確かめて点数を付けた。

 舞鶴、綾部、福知山の3市と府、JAなどでつくる実行委員会の主催。出品された玉露19点、機械摘み玉露9点、てん茶26点について、審査員8人が茶葉の色の均一さや硬さ、香気、煎じた湯の色、滋味などを一つずつ丁寧に確認していた。

 JA京都にのくにによると、今季は霜が一度も降りず収穫期の5月も穏やかな天候で生育に恵まれたという。澤田誠茶業センター長は「品質も安定しており上質といえる」と語った。審査長を務めた神田真帆・府茶業研究所長は全ての茶の外観、内質とも優れていたと評価した上で、玉露について「うま味の強い内質を備えていた」とたたえた。

 上位者の表彰は8月3日、福知山市の大江町総合会館イベントホールで行われる。

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