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まちづくり進む京都市下京区・南区3地域、昔はどんな所だった? 中世絵図や昭和の写真で紹介

京都新聞 2024年6月29日 12時30分

 写真や絵図でまちの変遷をたどる展覧会「菊浜・崇仁・東九条の『今昔物語』」が、京都市下京区の柳原銀行記念資料館で開かれている。高瀬川がつなぐ3地域の関係性や歩みを紹介している。

 3地域周辺では、市立芸術大の移転を機に芸術を軸にしたまちづくりが進められている。展覧会は、変革期を迎える3地域の歴史や地域性を知ってもらおうと企画した。

 崇仁地域の源流である「六条村」が菊浜地域にあったことを示す中世の絵図、東九条の陶化学区で差別排除を目的に昭和初期に発足した「陶化融和促進委員会」の資料、革の卸売り店や靴店などが並ぶ昭和期の崇仁地域の写真が並ぶ。各時代のまちづくりに伴って流路を変えてきた高瀬川の変遷図もある。

 山内政夫事務局長は「地域には民衆レベルの深いつながりが今も残っている。それぞれの地域性を知った上で今後のまちづくりを考えていきたい」と語る。

 30日まで。午前10時~午後4時半。無料。

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