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京都・嵐山の屋形船、流され大破した状態で発見「自然に流されることはありえない」

京都新聞 2024年7月4日 10時28分

 京都市右京区の渡月橋下流で4日朝、嵐山通船(右京区)が所有する屋形船1隻が流され、大破した状態で見つかった。

 同日午前5時半ごろ渡月橋周辺を散歩していた同通船の船頭が、川の中で壊れた状態の屋形船を発見した。船は渡月橋の下流数メートルと、約100メートル離れた地点などにあり、船体や屋根が大破した状態だった。

 同通船によると、屋形船は木製で長さ約10メートル、幅約1.8メートルの16人乗り。渡月橋から約300メートル上流の桂川左岸の乗り場に、2本のロープで係留していた。

 同通船の小島義伸社長(61)は「船は浜にも乗り上げているので、自然に流れることはありえない」と話し、京都府警右京署に被害届を出す予定。前日は増水のため通船は営業しておらず、従業員は午後6時半ごろに退勤した。小島社長は「故意に流されたとしたら、心ない行為で許せない」と語気を強めていた。営業は7月6日から再開予定。

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