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「『立憲共産党』は失敗」教育・前原誠司氏が都知事選結果分析「石丸氏たいしたもの」

京都新聞 2024年7月8日 17時0分

 7日に投開票された東京都知事選で、元立憲民主党参院議員の蓮舫氏が大差で敗北したことについて、教育無償化を実現する会代表の前原誠司衆院議員(京都2区)は「共産党と組む『立憲共産党』では、固定票すらなかなか取れないことが分かった」と語り、共産党と組んだのは「(立民の)党としての失敗だった」と分析した。8日朝、京都市内で報道陣の取材に応えた。

 都知事選で、蓮舫氏は立民と共産の支援を受けたが、当選した小池百合子氏に大差を付けられ、石丸伸二氏にも抜かれて3位に沈んだ。

 前原氏は都知事選の結果を踏まえた野党共闘について「非自民非共産という原点に立ち返るべきだ」と強調。石丸氏に無党派層の支持が集まったことに触れ、「無党派層は外交、安全保障環境に懸念している人も多く、共産の考え方にくみしない方がいる。党の組織票だけで戦える訳ではないことが、今回分かったと思う。それを知らしめた石丸氏はたいしたもんだ」と語った。

 その上で、立民の泉健太代表に対し、「党中央では共産との連携にはくみしないという明確なメッセージを出すべきだったが、ちょっと関与しすぎた」と指摘し、党運営の「失敗、ミスだった」と述べ、総括を求めた。秋にも予定される立憲民主党の代表選挙について、野党共闘の在り方が争点になることを期待し、「共産党の方がいいのか、非自民非共産がいいのかを争点にしてもらいたい」と強調した。

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