お茶のまちに暮らす誇りを持ってもらおうと、京都府宇治市の莵道小で子どもたちが、宇治抹茶を使ったグリーンティーを味わった。甘くて冷たい地元の特産品を、お代わりする子が相次いだ。
校区には茶業関係者が多く、保護者や住民の代表、校長でつくる学校運営協議会が初めて企画した。「おいしい宇治茶大好きプロジェクト」と題して本年度、1学期に1回試飲を楽しんでもらう。
宇治抹茶と砂糖を混ぜたグリーンティーがランチルームに用意され、学年ごとに2～4日の休み時間に味わった。グリーンティーを初めて飲んだという4年の児童（10）は「味が濃く、おいしかった」と笑顔を見せていた。
同協議会は、子どもの教育に学校と地域が一体となって取り組む「コミュニティ・スクール」のかじ取り役を担っている。試飲の2回目は水出しの玉露か煎茶、3回目は抹茶を予定しているという。