車いすバスケットボールの元日本代表らを招いた体験授業が、京都府宇治市小倉町の南小倉小であった。5年生22人が実際に車いすに乗ってゲームに挑戦し、競技の魅力を体感した。
アスリートを派遣する府の「京のスポーツ夢バンク」事業の一環。2004年のアテネパラリンピックに出場した阪根泰子さん(53)=京都市右京区=と、車いすバスケのクラブチーム「京都アップス」のキャプテンで同小卒業生の東武志さん(48)=京都市伏見区=が講師を務めた。
児童は、2人から競技用の車いすの特徴や扱い方、車いすバスケのルールを教わった後、ゲームに取り組んだ。最初は慣れない車いすの操作に苦戦しながらも、得点を取り合って白熱した試合を繰り広げた。
阪根さんは「車いすバスケはルールなどを工夫すれば誰でも楽しめる。無理と思う前にやってみる努力をしよう」と呼びかけた。シュートを決めた児童(10)は「車いすは動かしやすかった。試合はバスケと同じ感覚で面白かった」と話した。