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学童保育の小1プール溺死 夏休み前に放課後クラブ支援員・補助員に救命救急研修 滋賀・長浜

京都新聞 2024年7月13日 7時0分

 長浜市は8日、昨年7月の野外プール男児死亡事故を受けて放課後児童クラブの支援員や補助員を対象にした救命救急研修を開いた。市役所と浅井分庁舎(同市内保町)の2会場で市内の計約70人が参加し、湖北地域消防本部の職員から救命法の実技を学んだ。

 事故は昨年7月26日に同市野瀬町の屋外プールであり、学童保育の放課後児童クラブ活動で来ていた小学1年の男児=当時(6)=が溺れて死亡した。

 事故を受けて市は、新型コロナウイルス禍以降に休止していた研修を再開し、同クラブの利用が増える夏休みを控えて今回実施した。以後は毎年行うとしている。

 市役所では約35人が心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使用法などを訓練した。心肺蘇生で参加者は、訓練用の人形を使って人工呼吸のやり方などを学んだ。消防本部職員は「意識がない人に呼びかけてみて反応がなければ応援を呼んだり119番通報したりすることが必要」などとアドバイスした。

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