京都府公安委員会は17日、抗争とみられる事件が全国で相次ぐ指定暴力団の山口組(神戸市)と絆会(大阪市)を暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に指定する手続きを府警本部(京都市上京区)で開いた。指定されると、厳しい取り締まり対象となる。
両組織は、抗争とみられる発砲事件などが各地で起きており、滋賀や大阪など6府県の公安委員会が既に特定抗争指定暴力団に指定している。京都府内に山口組の関係先があるため、抗争相手の絆会も含めて府公安委が手続きを始めた。
この日は、山口組から意見を聴取する手続きが行われた。今後、府公安委は絆会への聴取も行った上で、近く正式に特定抗争指定暴力団に指定する方針。