高齢などにより聞こえにくくなった市民向けの「きこえの教室」が、長岡京市役所(京都府長岡京市開田1丁目)で始まった。初回は高齢者ら12人が、聴覚の仕組みや補聴器の使い方を学んだ。
高齢人口の増加に伴い聴覚に障害のある市民が増えているため、長岡京市が開催した。手話通訳や要約筆記、補聴器の聞こえを支援するヒアリングループも用意した。
京都市聴覚言語障害センターの言語聴覚士が、耳の構造や機能、難聴の種類などを説明し「生活の中で不便を感じたら専門医の治療を受けるか、補聴器を使うか相談すべきだ」と話した。
また、耳かけ型や耳あな型の補聴器の性能などを紹介した。それぞれに長所と短所があり、自分に合ったものを使用するよう助言した上で「自分の聞こえ方を知って相手に伝え、会話することが大切」と強調した。
教室は9月19日と2025年2月18日、3月18日にも開催する。申し込み不要。問い合わせは長岡京市障がい福祉課075(955)9710。