活動していない宗教法人の役員を変更するため偽造した役員会の議事録を法務局に提出したとして、京都府警捜査4課と下京署は18日、有印私文書偽造・同行使の疑いで、京都市中京区、会社役員の男（60）ら男3人を逮捕した。
他に逮捕されたのは宇治市、会社員の男（59）と大阪府豊中市、元司法書士で自称コンサルタントの男（75）。
3人の逮捕容疑は、昨年11月22日、氏名不詳者らと共謀し、東山区に事務所を置く宗教法人の役員に、59歳の男と自称コンサルタントの男を選任したとする役員会の議事録を偽造し、59歳の男を代表役員に変更する登記申請書などを京都地方法務局（上京区）に提出した疑い。府警は3人の認否を明らかにしていない。
府警によると、この宗教法人が登録されている所在地はコインパーキングになっているという。宗教活動は休眠状態とみられ、府警は法人を売買する目的があったとみて調べている。