京都市伏見区深草西浦町のマンションで6月22日、住人の美濃浩二さん(68)が腹部に刺し傷がある状態で死亡していた事案で、京都府警捜査1課などが、殺人の疑いで、知人の30代女=京都市伏見区=を逮捕したことが21日、捜査関係者への取材で分かった。府警は伏見署に捜査本部を設置する方針。
府警によると、6月22日午後3時25分ごろ、美濃さんは上半身裸の状態で見つかり、室内に荒らされた形跡はなかった。司法解剖の結果、同16日ごろに死亡したとみられ、死因は腹部の刺し傷による出血性ショックだった。
捜査関係者などによると、30代女は死亡した状態で見つかった美濃さんの第1発見者とみられる。6月22日、「腹から血が出て、人が死んでいる」と110番していた。女は府警に「(美濃さんと)連絡がつかなかったため、部屋を訪れた」などと説明していた。