祇園祭の後祭（あとまつり）の山鉾巡行が24日、京都市中心部で始まった。どんよりした空模様の下、懸装品（けそうひん）で彩られた山鉾11基が真夏の都大路を練る。
巡行は17日の前祭（さきまつり）と逆のルートで行われ、午前9時半、「くじ取らず」で先頭を進む橋弁慶山が中京区の烏丸御池交差点を出発した。同じくくじ取らずの北観音山が続く。
市役所前の中京区御池通寺町では、「山一番」の黒主山の正使らが、各山鉾が巡行順を確認する「くじ改め」に臨む。中京区の河原町御池と下京区の四条河原町の両交差点では、進行方向を90度変える豪快な「辻（つじ）回し」が披露される。