24日午前、滋賀県北部は大気が不安定となった影響で竜巻注意情報が出されるなど一時激しい風雨に見舞われた。午前8時ごろ、米原市小泉、大久保両地区では突風が発生し、住宅など12軒の屋根瓦が飛ばされるなどの被害が出た。長浜市湖北町でも強風により屋根が飛ばされたなどとする連絡が2件あった。
米原市によると、小泉、大久保両地区では住宅被害のほか、80世帯が一時停電した。突風の発生を受け、彦根地方気象台の機動調査班は同日、現地を調査した。
同市小泉の男性(74)は「強風と雨のしぶきで吹雪のように付近が真っ白になった状態が10~15分程度続いた。初めて体験した」と話した。
また、1日に大規模な土砂崩れがあった米原市伊吹では、大雨の影響で勝山谷川の水位が上昇し、集落の水路に土砂が流入した。