Infoseek 楽天

「士気上がる」交番に花の彩り 20年続ける81歳男性に警察が感謝状「健康なうちは」

京都新聞 2024年7月27日 15時30分

 滋賀県高島市安曇川町の安曇川駅前交番を花で彩り続ける看板制作業、渕田瑞穂さん(81)=同町青柳=に、滋賀県警高島署から感謝状が贈られた。約20年間、華やかさを醸し出してきた渕田さんは「健康でいられる間は続けていきたい」と話している。

 同町の国道161号沿いの清掃や花植え活動でドライバーらをもてなそうと、滋賀国道事務所のサポートを受け、2001年に地元住民や事業所などが「藤樹の里あどがわ花いっぱい運動推進協議会」を発足。渕田さんは会長を務め、同事務所から花の苗などの提供を受けて活動に取り組んできた。

 道の駅「藤樹の里あどがわ」のオープンに合わせ、06年ごろから駅東側と国道を結ぶ道路でも活動を始めたが、駅西側の交番周辺には住民組織がなく、渕田さんは「西側も明るくしよう」と交番に花を贈り、花壇を整備するなど彩ってきた。マリーゴールドが花を咲かせるほか、常緑針葉樹のゴールドクレストも育つ。春にはシバザクラが見られる。

 民徳隆署長は「長年、美しくしていただき、ありがたい。交番勤務員の士気が上がる」と感謝している。

 

この記事の関連ニュース