地域の高齢者や障害者が抱える問題を知ってもらおうと、京都府の京田辺市社会福祉協議会が、夏休みの中高生が福祉施設を訪れる体験学習を実施している。
市内の中高生75人から応募があった。生徒らは1~5人程度に分かれ、7月下旬~8月中旬に26の福祉施設や団体を訪れ、ボランティア活動をする。
特別養護老人ホーム「やすらぎの杜」では、田辺中1年の2人の生徒(いずれも12)がデイサービス利用者との会話を楽しんだ。2人は特養の役割や介護保険について説明を受けた後、利用者とゲームをしたり、開催中のパリ五輪で感動した試合について話したりして交流を深めた。
生徒は「緊張するけど楽しいし、来年もやりたい」、もう一人の生徒は「みんな優しくしてくれる」と笑顔で話した。