京都市は5日、パリ五輪で金メダルを獲得したフェンシング男子フルーレ団体の飯村一輝選手(20)=右京区出身=に、市スポーツ最高栄誉賞を贈ると発表した。
飯村選手は龍谷大平安高を卒業して慶応大に在学中。15歳から日本代表として活躍している。パリ五輪ではフルーレ個人で4位と惜しくもメダルに届かなかったが、4日に行われたフルーレ団体ではアンカーを務め、フルーレ団体では初の金メダル獲得に貢献した。
松井市長は5日、「一瞬で相手との間合いをゼロにするスピード、気迫溢(あふ)れる剣さばきは私たちを魅了し、大きな感動を与えてくれた」との談話を発表。京都府の西脇隆俊知事も「府民に大きな感動と勇気を与えてくれた」とコメントした。
市スポーツ最高栄誉賞は2013年度に創設され、これまでに陸上の桐生祥秀選手やテニスの加藤未唯選手ら延べ42人と1団体が受賞している。