入院している高齢患者に看護師が暴行を加えて大けがを負わせたとされる事件で、京都地検は9日、傷害の罪で、医療法人清仁会「シミズ病院」(京都市西京区)の元看護師の男(23)=右京区=を起訴した。
起訴状によると、6月13日午後5時~同11時半ごろ、同病院に入院する男性患者(92)の顔を殴打し、頰骨骨折など約2カ月の重傷を負わせ、同日午後7時~14日午前1時45分ごろ、別の病室で入院中の男性患者(76)の顔を殴打し、左顔面打撲など約2週間のけがを負わせたとしている。
京都府警や清仁会によると、被告は昨年1月、シミズ病院に採用された。事件当時は夜勤で、両患者の病室担当だったという。