京都府宮津市の小学生が自然に触れ合う講座「川塾」が、同市の大手川周辺で開かれた。宮津天橋高のフィールド探究部員の手ほどきで、生き物を捕まえたり、歴史を学んだりして川に親しんだ。
市教育委員会が1日、昨年に続いて同部と実施し、市内の小学生25人が参加した。
子どもたちは大手川沿いにある市役所（柳縄手）横の広場に集合。高校生と一緒に川沿いを約1.5キロ歩いて福田親水公園（喜多）に到着。途中、かつて大手川が宮津城の堀だったと説明を受けた。
同公園で、参加者はたも網を使った生き物捕獲に大はしゃぎ。テナガエビやアユ、ハゼ、ウグイなどが次々と網に入り、歓声を上げた。救命胴衣を付けて川に浮かんだり、竹製の水鉄砲で遊んだりして暑さを忘れて熱中していた。
宮津小3年の児童（8）は「川遊びは楽しい。モクズガニが取れてうれしかった」と話した。