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「南海トラフ臨時情報」注意対象の京都・亀岡など自治体HPで注意喚起「備えの再確認を」

京都新聞 2024年8月11日 10時0分

 気象庁による初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を受けて、注意の対象になっている京都府亀岡市と南丹市は、市ホームページで市民に「しばらく注意が必要。備えの再確認を」と呼びかけている。

 亀岡市は、公式LINE(ライン)や防災メールでも発信。「大規模な地震がすぐに必ず発生することを知らせるものではない」としつつ、家具の固定や避難経路、非常持ち出し袋を確かめるといった備えを改めて点検するよう求めた。

 南丹市も同様の対応を挙げ、「少なくとも今後1週間程度は大きな地震に注意」と訴えた。

 京丹波町の担当者は、庁舎脇の倉庫に備蓄する水や非常食の状況を確かめたという。

 府が2014年にまとめた南海トラフ巨大地震の被害想定によると、丹波2市1町の全域が震度5弱以上で、亀岡と南丹の一部は震度6弱とした。死者はほとんどいないが、負傷者は最多ケースで亀岡の170人を中心に240人に上る。

 一方、活断層による直下型地震では、2市1町の一部で震度6強以上が想定される。08年公表の府調査では殿田―神吉―越畑断層(京丹波町―亀岡市―京都市右京区)は亀岡市北部と南丹市南部で震度6強~7を引き起こし、死者は2市1町で750人と見積もった。

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