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「一番大変な訓練」海上保安学校の生徒が気を引き締める恒例行事、一体何キロ泳ぐのか

京都新聞 2024年8月12日 10時0分

 海上保安学校(京都府舞鶴市長浜)の遠泳訓練が7月22、23日、宮津市の栗田湾であった。学生たちは班ごとに隊列を組み、約4時間かけて5.4キロを泳ぎ切った。

 訓練は、泳力や団体行動による協調性を養う目的で毎年実施される恒例行事で、昨年10月と今年4月に入校した学生約520人が参加した。

 六つの班に分かれた学生たちは、沖合に設置したブイの周囲約1.8キロを班ごとに3周した。管制課程の阿部未乃萌(みなも)さん(23)は「学校では一番大変な訓練。お互いの状況を確認し、全員で完泳する」と意気込んだ。

 参加者は入念に準備体操を行い、午前9時40分ごろから海に入った。2列に並んで顔を上げたまま泳ぎ、学生らは時折「まっすぐ列をそろえて」と声をかけ合い、列を保ったまま進んでいた。

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