京都府宮津市の栗田湾一帯での密漁を防止するため、京都府警宮津署は10日、漁業者の船舶と連携して警察用船舶や水上バイクで巡回した。海水浴場での遊泳客に水難事故への注意を呼びかける啓発活動もした。
府北部では毎年、海水浴シーズンにアワビやサザエなどを狙った密漁が増える傾向にあることから、関係機関が取り締まりを強化している。今年は7月下旬に丹後の海岸一帯で、宮津署や宮津海上保安署、府漁協宮津支部、府水産事務所、栗田潜水組合の5機関がパトロールを行った。
この日は、署員5人のうち1人が船舶から海に降ろした水上バイクに乗り、湾一帯を漁船と巡回した。岩場付近では密漁行為に監視の目を光らせ、海水浴場では遊泳客に「遊泳区域外では泳がないように」と呼びかけた。