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「命に関わる暑さ」制服警察官も熱中症対策強化へ 夏服でも装備5キロ

京都新聞 2024年8月13日 11時0分

 記録的な猛暑が続く中、京都府警が現場で活動する警察官の熱中症対策に乗り出した。冷却グッズの活用のほか、自販機での飲料水購入など積極的に水分補給を呼びかけている。府警は「適切な水分補給で能率的な警察活動につなげたい」としている。

 暑さ対策の一環で、7月から府内の制服警察官を対象に、首を冷やすネックリングやクールタオルなどの冷却グッズの利用を促している。水分補給に関しては、コンビニのほか自販機での飲料水購入を新たに認めた。

 現場の警察官は夏服とはいえ、耐刃防護衣や警棒、無線など計約5キロの装備を身に着けている。炎天下の活動で熱中症になるリスクが高いという。現場警察官の判断だけでなく、環境省などの「暑さ指数」に基づき無線を使って水分補給の指示を出している。

 これまでは府民の「目」もあり、屋外での水分補給をためらっていた側面があったというが、京都府警警務課は「命に関わる暑さ。ちゅうちょすることなく水分補給を行い、街頭での活動力を高めたい」としている。

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