京都府与謝野町岩滝の岩滝小で8月11日、約40年前の卒業生が校庭に埋めたタイムカプセルを開封した。卒業文集や写真アルバムなどを懐かしそうに手に取り、当時の思い出に浸った。
同窓会に合わせ、6年のクラスで担任をしていた竹内明子さん（75）＝京都府宮津市＝のほか、岡山県や京都市内などから26人が集まった。
思い出の品はブロックを積み重ねた高さ約2メートルの囲いの中に保管され、囲いの表側には、卒業生一人一人が自分の似顔絵を彫った軽石が貼り合わされている。卒業式で歌った曲の歌詞カードが出てくると、参加者は「私はまだこの曲覚えているよ」と話し、会話が盛り上がった。
同町のNPO法人の職員高橋ゆかりさん（51）は「文集に書いた将来の夢をかなえた人もいた。バラバラになったが、先生にも元気に来てもらえるのがうれしい」と話した。