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京都のキックボクサーが、ムエタイ世界チャンピオンに 41連勝のタイ選手を破る

京都新聞 2024年8月19日 7時0分

 京都府宇治市在住のプロキックボクサー、松田龍聖選手(18)=五ケ庄=がムエタイのタイトルマッチで勝利し、世界チャンピオンに輝いた。2021年8月のプロデビュー以来、13戦無敗(12勝1分け)の強さを誇っており、「無敗や連勝記録を伸ばし、格闘技界で一番注目される選手になりたい」と意気込んでいる。

 松田選手は同市の岡屋小、東宇治中出身。5歳でキックボクシングを始め、大原道場(同市槙島町)に所属する。昨年3月にはキックボクシングのホースト・カップで日本スーパーフライ級王者となった。

 今回はムエタイのラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5キロ)に挑戦。7月14日に千葉県で行われたタイトルマッチで、それまで41連勝を続けていたタイ出身のクンスックレック・ブームデックシアン選手と対戦し、KO勝ちで王座を奪い取った。

 市役所で成績報告会が開かれ、松村淳子市長らから祝福を受けた。松田選手は「相手はムエタイの選手としか試合をしたことがなかったので、キックボクシングの動きがはまれば勝てると思った」と勝因を話した。今秋にタイで初の防衛戦が予定されており、「これからも京都から世界という目標に向かって頑張り続けるので、応援をお願いします」と語った。

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