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「丹波太郎」が京都市に流入 きょう20日夜にかけ、急な強い雷雨に注意

京都新聞 2024年8月20日 16時15分

 京都地方気象台は20日午後、突風や落雷に関する気象情報を発表し、京都府では20日夜遅くにかけて竜巻などの突風や急な強い雷雨の恐れがあるとして、注意を呼びかけた。20日午後4時時点で、京都市内は積乱雲が流れ込みやすい状態になっており、急に雨脚が強まる恐れがある。

 気象台によると、暖かく湿った空気が南から流入したことに加え、日射の影響で、京都府内は大気の状態が不安定になっている。兵庫県や京都府の中部で発生した積乱雲が、南東に向かって移動し、京都市内に流れ込みやすい状態が、20日夜遅くにかけて続く。

 京都では、やってくる方向の地名をもとに、古くから発達した積乱雲を「丹波太郎」「山城次郎」などと呼んでいる。20日午後は、南丹市や京丹波町で時間雨量20ミリを超える急な強い雨を観測しており、この雨をもたらす「丹波太郎」が京都市に向かって移動している状況になっている。

 気象台は、発達した黒い積乱雲が近づいた際には、建物内に移動するなどの安全確保を呼びかけている。

 

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