滋賀県長浜市立長浜病院参事(管理職)の男性診療放射線技師(56)が7月に自分の家族の胸部CT撮影を勝手に行っていた問題で、市病院事業は21日、技師を非管理職の主幹に2階級降任させる分限処分などを同日付で出したと発表した。
地方公務員法に基づき9月1日付で降任させるほか、減給30分の1(2カ月)の懲戒処分とした。医療技術局長と放射線技術科技師長も文書訓告(厳重注意)とした。
技師は診療放射線技師法違反の疑いが持たれており、同病院は告発はしていないが、滋賀県警長浜署の照会に対して事実関係を報告しているという。
同病院によると、技師は診療時間外の7月3日午後6時半ごろ自分の子どもを撮影した。正規の診療手続きを経ず、料金も支払っていなかった。