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台風10号発生、近畿地方を直撃の恐れ 京都府に豪雨被害、2023年台風7号に似た進路か

京都新聞 2024年8月22日 16時30分

 22日午前3時、日本の南のマリアナ諸島で台風10号が発生した。今後北上を続け、26~27日頃に本州に接近するとみられ、近畿地方を直撃する恐れもある。京都府では、24日頃から台風の影響で雨量が増え始める可能性がある。

 気象庁によると、台風10号は22日午後3時現在、マリアナ諸島にあり、ほぼ停滞している。中心付近の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル。

 予想進路はまだ幅が大きいが、予報円の中心を進んだ場合、暴風域をともなって近畿地方を直撃する恐れもある。京都地方気象台によると、24日頃から台風から暖かく湿った空気が流れ込んで日本付近の秋雨前線の活動を活発化させ、24日頃から雨量が増え始める可能性がある。直撃すれば暴風と豪雨になるとみられる。

 予報円の中心を進んだ場合、2023年8月に兵庫県に上陸した2023年台風7号に似た進路になるとみられる。

 京都府によると、2023年台風7号は、京都市中京区と京田辺市で8月の観測史上1位となる最大瞬間風速を観測した。京都府北部を中心に大雨となって土砂災害や浸水害が相次ぎ、6人がけが、全半壊20棟、床上・床下浸水368棟の被害が発生し、福知山市と舞鶴市、綾部市に災害救助法が適用された。

 【動画 台風7号の被害】

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