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災害時の「裏技」調理法に感心 熱源や水少なくても大丈夫なパッククッキング 味も「おいしい」

京都新聞 2024年8月25日 7時0分

 家族で防災に対する理解を深める「ファミリー防災ひろば―災害時こそ美味(おい)しい食事を!」が、京都府長岡京市の市地域福祉センターきりしま苑であった。参加した親子らは、水や熱源が限られる災害時の調理法「パッククッキング」を体験した。

 同センターの主催で、市民グループ「チーム防災OTOKUNI」の「おとくに親子防災部」のメンバー3人が講師を務めた。親子5組13人が参加した。

 パッククッキングは、食材を入れた複数の耐熱ポリ袋を一つの鍋で湯せんする。汚れ物も出ないため注目されている。

 今回はカボチャの煮物や鶏ハム、寒天ゼリーをパッククッキングで調理し、備蓄アルファ米を炊いた。子どもらは小切りの冷凍のカボチャと薄めた麺つゆを袋に入れ、空気を抜いて上部を結んだ。最後に料理を試食した。

 親子4人で参加した調理師(45)は「水や熱源が節約でき、複数の料理が同時にできて効率がよく便利。食物アレルギーの対応も容易にできる」と感心し、長女の長岡第八小1年の児童(7)は「カボチャの煮物がおいしかった」と話した。

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