京都府木津川市内の夏休み中の児童や生徒が、ボランティアに挑戦する体験学習が開かれた。同市加茂町では快晴の下、子どもたちがアルミ缶回収に汗を流した。
市社会福祉協議会ボランティアセンターが主催し、約85人がエントリー。7月20日から8月25日まで、市内各地で手話サークルや子育てサロンなどに参加する。
加茂町の南加茂台地区では、アルミ缶回収や竹林整備を行うNPO法人「加茂女」の活動に小学生から高校生までの計7人が参加した。子どもたちは、回収して軽トラックに積まれたアルミ缶を下ろした後、強力な磁石が付いた棒を使ってスプレーや缶詰などのスチール缶やビンなどが混ざっていないか確認し、袋詰めしていった。
参加した州見台小6年の女子児童らは「スチール缶が意外とたくさん混ざっていて大変だった。これからはしんどい思いをする人がいないよう、ちゃんと分別しようと思った」と話した。「加茂女」の曽我千代子さん(75)は「若い人たちが感心を持ってくれることはうれしい」と笑顔を見せた。