聴覚障害者によるデフバレーボールの世界選手権で女子日本代表が優勝し、主力として活躍した京都産業大学4年の梅本綾也華(あやか)、沙也華(さやか)がこのほど、京都市スポーツ最高栄誉賞を受賞した。松井孝治市長から賞状を手渡された双子姉妹は「たくさんのお祝いの言葉をもらい、感動でいっぱい」と喜んだ。
2人は大阪市出身で、生まれつき聴覚が弱い。世界選手権は6月下旬に沖縄県で開催され、日本女子は決勝で米国を破り、金メダルに輝いた。綾也華は主将としてチームをまとめ、得点源となった沙也華はMVP(最優秀選手)に選ばれた。
2025年11月には、聴覚障害者スポーツの祭典であるデフリンピックが、日本で初開催される。綾也華は「デフスポーツはまだまだ知名度が低い。興味を持ってもらえるように頑張りたい」、沙也華は「今回で満足せず、次も優勝したい」と意気込んだ。
8月26日には京都府スポーツ賞特別栄誉賞の授与式も行われる。