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「つぶし合いするのは愚の骨頂」教育・前原氏が立民・泉代表に不快感 衆院滋賀1区擁立巡り

京都新聞 2024年8月27日 18時0分

 教育無償化を実現する会の前原誠司代表(衆院京都2区)は27日、立憲民主党の泉健太代表(衆院京都3区)が教育の現職が立候補を予定する衆院滋賀1区での候補者擁立を示唆したことに対し、「野党共闘を進めていこうという中で、つぶし合いをするのは愚の骨頂だ」と述べ、「そういうことを考えているのなら、(立民の)代表になってほしくない」と語り、不快感を示した。京都市内で記者団の取材に応じた。

 泉氏は25日に大津市で開かれた立民滋賀県連との意見交換会後、候補擁立を目指してきた滋賀2、3区に加え、1区でも候補を立てる可能性を示唆した。

 前原氏は「非自民非共産」勢力の結集が持論で、「しっかりと野党をまとめられないのであれば、違う人に(代表を)やってもらいたい」と苦言を呈した。

 さらに立民代表選への立候補を検討している野田佳彦元首相に「ご決断に心から敬意を表します」とメールを送ったところ、「力を合わせて頑張りましょう」と返事があったことを明かし、「野田さんは野党共闘に軸足を置いてくださるのではないか。泉さんにも野党第1党として、野党を包み込む包容力を持ってもらいたい」と求めた。

 ただ立民代表に誰がふさわしいかとの問いには「内政干渉になる」と明言を避けた。

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