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28日の京都府、ゲリラ豪雨の恐れ 再び「山城次郎」来襲か、台風10号影響

京都新聞 2024年8月27日 19時50分

 京都地方気象台によると、28日の京都府は、台風10号の影響で大気の状態が非常に不安定になり、局地的なゲリラ豪雨の恐れが高まるという。警報級の大雨の可能性もあり、低い土地の浸水やアンダーパスの冠水などに注意が必要になる。

 気象台によると、28日は台風10号の影響で京都府に南から暖かく湿った空気が流れ込み続け、大気の状態が非常に不安定になる。午前中は強い日射で上昇気流が発生するため、午後に積乱雲が発達して北上し、雷雨をもたらす可能性が高まるとみられる。

 京都では、古くから、雷雨をもたらす積乱雲をやってくる方向の地名をとって「丹波太郎」「山城次郎」などと呼んでいる。27日午後も、京都市は南から来た「山城次郎」によって激しい雨に見舞われ、一時大雨洪水警報が発表された。

 台風10号本体の雨雲は、30日から京都府にかかり始めるとみられるが、28、29日ともこうした局地的な雷雨で降水量が増える可能性があり、台風接近時に土砂災害の危険度が高まる恐れがある。

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