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台風10号、滋賀県で記録的な大雨の恐れ 29日から土砂災害警戒を、伊勢湾から雨雲流入

京都新聞 2024年8月28日 18時57分

 彦根地方気象台は28日夕、非常に強い台風10号に関する気象情報を発表し、滋賀県には30日から9月1日頃にかけて接近する恐れがあるとして、暴風や大雨への警戒を呼びかけた。最接近はやや早まり31日夜~9月1日朝の見通しだが、接近前の29日から雨量が増え、記録的な豪雨になる恐れもあるという。

 気象庁によると28日午後5時現在、台風10号は屋久島の西南西約40キロにあり、ゆっくりと北へ進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径110キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっている。

 滋賀県への最接近は31日夜~9月1日朝ごろとみられ、31日頃は暴風に警戒が必要になる。台風の進路によっては、30日や9月1日も暴風の可能性がある。

 また、台風の接近により、滋賀県には28日以降、伊勢湾からの南東風で暖かく湿った空気が流れ込み続け、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、降水量が多くなる所がある見込み。29日から大雨警報が発表される可能性があり、土砂災害に警戒が必要になる。

 滋賀県各地の48時間雨量の史上最多記録は、大津市で328ミリ、彦根市で246.5ミリだが、31日にかけて匹敵する雨量になる恐れがある。

 29日午後6時までに予想される24時間降水量は、滋賀県北部80ミリ、滋賀県南部100ミリ。

 30日午後6時までに予想される24時間降水量は、滋賀県北部120ミリ、滋賀県南部150ミリ。

 31日午後6時までに予想される24時間降水量は、滋賀県北部150ミリ、滋賀県南部200みり。

 その後も総降水量は増える見通しで、気象台は「かなりの雨が予想されるので、29日から土砂災害や浸水害に警戒を」と呼びかけている。

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