京都府南丹市の小中学生が地域の魅力について発表する催し「市長と語ろう 私たちのまちづくり」が、園部町の市議会議場で開かれた。豊かな自然や住民間の温かなつながりなど、地域連携を通じて見つけた「宝物」を各校の代表が語った。
市と市議会、市教育委員会が毎年催す。小学生7人と中学生4人が、西村良平市長らの前で説明した。
殿田中3年の生徒は「鹿肉壬生菜チャーハン」を開発して一般に販売したり、地元の清掃に励んだりした経験から「学校を核に地域のつながり深め、活性化につなげる」と語った。
八木西小6年の児童は、市社会福祉協議会などとの交流を踏まえ、年齢や障害にかかわらず幸せに暮らせる町になってほしいと発表。自分も第一歩として、あいさつで「元気のお裾分け」を頑張りたいとした。
美山小6年の児童は川にすむ多彩な魚が魅力とし、清流と森を守るべきとの思いを語った。
西村市長は講評で、魅力を「学ぶだけでなく、他の人に伝える、自ら担って活躍することを期待する」と述べた。