Infoseek 楽天

台風10号、京都府に線状降水帯の可能性 最接近は31日午後以降、影響長時間に

京都新聞 2024年8月30日 11時0分

 京都地方気象台は30日朝、台風10号に関する気象情報を発表し、京都府には31日午後~9月2日頃にかけて最接近する見込みとして、土砂災害や浸水害などへの警戒を呼びかけた。京都府では、30日夜~31日午前中にかけ、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。

 気象庁によると、台風10号は30日午前10時現在、大分県国東市付近にあり、時速10キロで北東へ進んでいる。中心気圧は994ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。暴風域はなくなったが、中心から半径390キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっている。 

 線状降水帯は、発達した積乱雲が数時間にわたってほぼ同じ場所に強い雨をもたらす帯状の領域。京都府では2017年以降に4回発生しており、すべて土砂災害が発生している。

 台風は、31日午後から9月2日頃にかけて、京都府に最も接近する見込みで、動きが遅いため、大雨や強風の影響が長引くとみられ、9月2日頃にかけて警報級の大雨となる可能性がある。

 30日に予想される1時間降水量は、京都府30ミリ。

 31日に予想される1時間降水量は、京都府40ミリ。

 31日午前6時までに予想される24時間降水量は、京都府100ミリ。

 9月1日午前6時までに予想される24時間降水量は、京都府150ミリ。

 2日午前6時までに予想される24時間降水量は、京都府150ミリ。

 線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増える恐れがある。

また、30日から9月1日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
  北部陸上 12メートル (25メートル)
  北部海上 15メートル (25メートル)
  南部陸上 12メートル (25メートル)

この記事の関連ニュース