アーチェリーの全日本小中学生大会(9月14~15日・静岡県掛川市)に滋賀県大津市の下阪本小学校3年大西彩結さん(8)が初出場する。所属クラブによると、6年までのリカーブ小学生部門では最年少とみられる。厳しい戦いになるが「少しでもいい順位を」と練習に励んでいる。
大西さんは約1年前に湖南市のアシストアーチェリークラブに加入。今春から試合に出始め、自己ベストが全国27人中の15位となり、24人が出場する全国出場を決めた。
小3としても小柄で、当初は小学生の競技距離18メートルに届かなかったが、クラブの先輩で全国大会上位常連の甲西北中学校2年田中瑞季・柚葵選手に憧れ、父肇さん(48)の支えで、毎日計4時間、自宅での体力づくりと同市石部のアーチェリー場での練習を積み重ねてきた。神省吾監督は「運動神経が良く豊富な練習量でめきめき上達している」と話す。
大西さんは「的に当たり点数が取れるようになって楽しい。ベスト8を目指す」と意気込む。