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乳幼児期からの性教育が大切と識者 日本は消極的、裸の子には「身体は大切だから服着よう」と声かけを

京都新聞 2024年9月4日 16時0分

 保育現場での性教育の在り方について考える研修会が29日、滋賀県守山市の認定こども園守山幼稚園で開かれた。看護師で「生」教育アドバイザーとして活動する原井有加さん(32)=同市=が、乳幼児期からの性教育の重要性について語った。

 研修会は同園が年数回実施している教職員向けの人権研修の一環で、15人が参加した。

 原井さんは、欧米に比べ日本の性教育は消極的で、遅れている現状を紹介。「乳幼児期には、身体は大切で、自分だけでなく他の人の身体も大切という感覚を育てることが重要」と述べた。

 その上で、6歳と4歳の娘を育てる自身の経験を交えながら、具体的な子どもへの働きかけ方について説明。心地よいスキンシップを数多く体験することで、不快な接触を判断することができるようになることや、裸で服を着ない子どもに対しては「恥ずかしいよ」ではなく「身体は大切だから服を着よう」と声かけすることなどを説明し、参加者らは熱心に聞き入っていた。

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