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「信頼される司法実現」 大津地裁・家裁の小倉哲浩所長が会見

京都新聞 2024年9月9日 8時0分

 大津地裁・家裁の小倉哲浩所長(58)の着任会見がこのほど、大津市の地裁であった。小倉所長は「裁判官と職員が十分に力を発揮し、国に信頼される司法が実現できるよう役割を全うする」と述べた。

 小倉所長は熊本市出身。京都大法学部を卒業し、1991年4月に大阪地裁判事補に任官。京都地裁や神戸地裁判事、佐賀地裁・家裁所長などを歴任した。着任は6月28日付。

 これまで主に刑事事件を扱い、京阪神の裁判所で約120件の裁判員裁判を担当。「千人近い裁判員と関わり、冷静に証拠を評価する姿勢が印象深い」とした。

 国が進める民事裁判のデジタル化については、「国民の裁判へのアクセスや利便性を高めると同時に、手続きを効率化して負担を軽減できる。所長として環境整備に努めたい」と語った。

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