お盆休みの最中の表明に驚いた方も多かったと思います。岸田総理が次の自民党の総裁選に出馬しない意向を示しました。政治と金を巡る問題の責任を取る形での表明にそばで支える自民党の森山 裕 総務会長は「派閥のない形での総裁選を国民に見てもらうことが大事だ」と話しました。
午前11時半。岸田総理が会見を開きました。
（岸田首相）
「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことである。私は来る総裁選には出馬しません」
政治と金を巡る問題で内閣の支持率が低下する中、責任を取る形で次の総裁選に出馬しないことを決断しました自民党県議団の控室では総理の会見に耳を傾ける議員がいました。突然の表明に驚いたと話します。
（自民党県議団・柴立鉄平議員）
「岸田総理の不出馬表明が大きな驚きだったことは否定できない。ただ、この鹿児島においては少なからず一定の支持を得ていることも事実。ただ政治に対する信頼が大きく損なわれているのも他方で事実。これからもひたむきに真摯に取り組んでいきたいと改めて感じた」
岸田総理をそばで支えてきた県選出の国会議員、自民党の森山 裕 総務会長は、１４日午前10時前に本人からの電話で知ったそうです。
（自民党・森山裕 総務会長）
「まず驚きでした。政治資金の問題について総理、総裁として責任を感じていたと思うがこれは総裁が1人で責任を取るべき問題ではなくて。次の総裁選で国民の信頼をいただける総裁選にすることが大事だと思う」
（内田直之キャスター）
「国民の信頼を得られる総裁選にする。具体的には何が大事になってくるとお考えですか？」
（自民党・森山裕 総務会長）
「それはもう派閥を解消したので派閥のない形での総裁選挙を国民のみなさんにしっかり見てもらうことが大事なことだと思う」
次の総裁を選ぶ上で何を重要視するか質問すると…
（自民党・森山裕総務会長）
「外交の継続性、デフレからの脱却を考えれば岸田総裁が引き続き頑張っていただくことがいいことだとずっと思っていたし、総理にもその話をしてきた。ここは総理が決断されればそれ以上のものはない。しょうがないと思っています」
次の総裁は「外交の継続とデフレ脱却」を実現できる人がふさわしいだろう」と話しました。
この記事の動画はこちらから再生できます