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秋の味覚が収穫前に落下…「涙が出る」 台風10号で農業被害 喜界島では特産の白ゴマに7割の被害

KYTニュース 2024年8月30日 19時48分

 地面に転がる無数の果物。収穫を間近に控えていた梨です。台風10号の影響で農作物が大きな被害を受けました。

 喜界島では特産の白ゴマが大打撃を受け、例年の収穫量の3割にとどまるということです。

 30日。伊佐市の観光農園を訪ねると…無数の果物が地面に落ちていました。台風の影響で約500個の梨が落下したということです。被害を受けたのは、大きさとたっぷりの果汁が特徴の新高梨。9月中旬の収穫に向けこれから最後の生育を迎えるところでした。

(梨農家)

「せっかく育てた梨が涙が出ます。めちゃくちゃ落ちました」

 拾い集めるとかごいっぱいになってしまいました。

 隣町の出水市では。

(カメラマン)

「強風により幹が折れて栗の実が散乱しています」

 数えきれないほどの栗の実が強風で落下、枝が折れる被害も出ました。一方、奄美群島の喜界島では収穫を間近に控える特産の白ゴマが被害を受けました。喜界町によりますと、今年は約250の農家が合わせて45トンの収穫を見込んでいましたが風で倒れたり、海水による塩害で7割が被害にあったということです。

 農作物にも大きな被害を与えた台風10号。県は、翌週にも県内全体の被害額などをまとめるということです。

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