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11月に「里親支援センター」設置へ 親と暮らせない子ども育てる“里親”求める支援は

KYTニュース 2024年10月4日 19時16分

 10月4日は「里親の日」です。様々な事情で親と暮らせない子どもを代わりに育てる里親の研修会が鹿児島市で開かれました。県は来月「里親支援センター」を開設しサポートを強化することにしています。

 研修会には離島などのリモート会場も含め約40人の里親が参加しました。様々な事情で親と暮らせない子どもは全国に4万2千人。彼らを家庭に迎え入れ生活費などの支援を受けながら代わりに育てるのが「里親制度」です。全国では里親への委託率が年々高まっている一方、県内では伸び悩んでいることが課題となっています。

 研修では委託される子どもの心理状況や里親自身のメンタルヘルスについて学びました。

(特別養親縁組した人)

「3年前、2歳の時に迎えた。やっぱり実子じゃないので今から悩みがいっぱい出てくるんじゃないかな」

(障害のある子を養育する里親)

「里親も高齢だったりするので急に具合が悪くなったりする。そういう時に預けられるところがあったらいい」

(県里親会 久木田美智代会長)

「里親が安定した養育が出来なければいろんな影響が里子の方に行く。だから里親支援をしっかりしてほしい」

 県は11月新たに「里親支援センター」を設置し、委託のためのマッチングや里親家庭の訪問支援などを行うことにしています。

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