不祥事が相次ぐ鹿児島県警の新しい本部長に東京都出身の岩瀬 聡警視長が就任しました。岩瀬警視長は5日の就任会見で一連の不祥事に対し謝罪し、「再発防止策を着実に進めていく」と述べました。
県警の本部長に就任したのは岩瀬 聡警視長50歳です。岩瀬本部長は東京都出身の50歳で、1999年に警察庁に入り、茨城県警の捜査第二課長や警視庁の警備部第一課長、警察庁交通局交通規制課長などを歴任してきました。
(岩瀬聡本部長)
「大変な重圧に身が引き締まる思いだが職員と共に鹿児島県の安心安全を守るために全力で取り組みたい」
県警では今年4月以降警察官や元幹部4人が逮捕されたほか先月31日には3つの事件で不適切な対応があったなどとして警察官延べ38人の処分を発表しました。
(岩瀬聡本部長)
「一連の非違事案に関し、多くの皆様から厳しいご批判をいただき、また多大なるご心配ご迷惑をかけていることに関し県警の責任者として改めまして深くお詫び申し上げます。県警に対する信頼が大きく揺らいでいると認識している。信頼回復のために先般策定した再発防止対策を着実に進めていくこと。県民に寄り添った形で警察活動をしっかりと行って日々の業務で成果をあげていくこと。これが私に課せられた責任だと思う」
岩瀬本部長は「信頼を回復できるよう、本部長として責任をもって率先してやれることは何でもやるという気持ちで頑張っていきたい」と述べました。
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