実りの秋、子どもたちが昔ながらの農機具を使って貴重な農業体験をしました。勢いよく回るのは今では少なくなった足踏みで動かす脱穀機です。子どもたちが手ほどきを受けながら挑戦しました。回転する機械に稲穂をあててもみ殻を落としていきます。
霧島市の中津川小学校は、全校児童15人の小規模校です。力を入れているのが食育と郷土についての学習です。地元の農業法人の協力を得ながら学校の温室で、苗を育て田植えをして収穫、試食までを体験しています。
6日、昔ながらの農機具、唐箕(とうみ)を使ってコメの選別をしました。ハンドルを回して風を起こすとワラやゴミなどは飛んでいきますが実のあるモミは重さで落ちます。毎年、こうした作業に挑戦している子供たち。今年の出来はどうですか?
(児童)
「今年は材料というか米が少なかったですね」
(児童)
「昔の人たちがやっていたことについて大変さがわかりました」
すっかり見ることが少なくなった昔ながらの農機具。子どもたちは米の大切さを学んでいました。収穫した米は来年2月に餅つきをするということです。
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