県は8日、出水市の野鳥のねぐらの水から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表しました。高病原性の鳥インフルエンザウイルスの検出は、県内では今シーズン初めてです。
高病原性の鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは、出水市の荒崎地区にある野鳥のねぐらです。今月4日に、ねぐらから採取した水を調べたところ、毒性の強い高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。ウイルスが確認されたのは今シーズン、県内では初めてです。
県は緊急の対策本部会議を開きました。
(大塚大輔副知事)
「高い防疫意識をもって、県職員関係者一丸となって、野鳥の監視強化と家きん農場への侵入防止対策に万全を期してもらいたい」
半径3キロ以内にある11の養鶏農場では、異常は確認されなかったということです。
県は、ウイルスが確認された場所から半径10キロの範囲を野鳥監視重点区域に指定し、警戒を呼び掛けています。
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