北朝鮮による拉致被害者市川修一さんの兄、健一さんが薩摩川内市で署名活動を行い、拉致問題の解決への協力を呼びかけました。11月5日のアメリカ大統領選挙で返り咲きを果たしたトランプ氏について市川さんは「拉致問題の進展に大きな前進になるのでは」と期待を寄せました。
薩摩川内市で開かれた「いむた池マルシェ」で署名活動をおこなったのは拉致被害者・市川 修一さんの兄健一さんや妻の龍子さんです。イベントに来ていた人たちに拉致問題解決への協力を呼びかけました。
(市川修一さんの兄・健一さん)
「被害者全員を奪還するためには皆さま方の力が必要」
署名活動には拉致問題に関心を持つ高校生3人も参加。署名活動に協力した人に救出活動のシンボル、ブルーリボンを手渡していました。
(署名活動に参加した川内高校1年・羽島奈穂さん)
「署名して一緒に助け出してほしいという気持ちが一番あるので他人事ではないことを感じてほしくて一言に力や思いをしっかり込めたのでたくさんの人に署名をこれからもしていただきたい」
11月5日に投票が行われたアメリカ大統領選挙で返り咲きを果たしたトランプ氏。1回目の大統領の在任中には米朝首脳会談を実現しました。市川さんはトランプ氏が再び大統領になることで拉致問題が進展することを期待しています。
(市川修一さんの兄・健一さん)
「2019年に私たちと面会されて家族の訴えを聞いていただいた。米朝首脳会談でトランプ大統領が拉致問題を提起された。拉致問題の進展、解決に大きな前進になるんじゃないかと期待がある」
日本政府に対しても「党派を超えて真剣に向き合ってもらいたい」と話しました。
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