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イオン鹿児島鴨池店と共に閉店 鴨池で愛されたあのグラタンが場所を移し復活

KYTニュース 2024年11月21日 19時22分

 こちらは今年8月に49年の歴史に幕を下ろしたイオン鹿児島鴨池店です。閉店から間もなく3か月、解体に向けた作業が進んでいます。そうした中、鴨池のイオンと共に歴史に幕を下ろした老舗洋食店のあのグラタンが場所を移して復活しています。

(記者)

「8月に閉店したイオン鴨池店に来ている。こちらでは窓ガラスが外され建物の中がむき出し状態になっているのが確認できる」

 2024年8月31日、49年の歴史に幕を下ろしたイオン鹿児島鴨池店では、3か月近くがたった今、建物の周りに囲いが設置されていて、解体に向けた作業が進んでいます。イオン九州によりますと9月から解体工事を始めていて、跡地については商業施設を建設して再開発する方針だということです。

 一方、鴨池ダイエーの時代から49年間共に営業を続け閉店した老舗洋食店「グラタン&パーラー薔薇道」。閉店当日は、「最後にあの味を」と多くの人が訪れていました。惜しまれつつ閉店した薔薇道の看板メニュー、グラタンとドリアがこのほど、鹿児島市荒田に場所を移して復活しました。

 復活したのは、10月末、オープンした「kitchen Gen」です。オーナーは、イオン鹿児島鴨池店で薔薇道とキッチン玄を経営していた山川拓朗さん(51)です。山川さんは元々鴨池のイオンでキッチン玄のオーナーを務めていて、2019年、薔薇道の創業者、重信信義さんから店を引き継ぎました。

(kitchenGenオーナー山川拓朗さん)

「イオンが閉まる時点で2つの店を一つにして末永くやっていこうと決めていた」

 看板をよーく見ると、薔薇道の名前も刻まれています。店内には、オープン当初から使われていたテーブルや椅子が備えられていて薔薇道の面影が感じられます。

(客)

「おいしいです。昔から私、行っていて。残ってよかったです」

 グラタンやドリアの皿も薔薇道で使っていたものを使っていて、ランチの名前は「薔薇道ランチ」です。

(客)

「鴨池にある時から行っていて大好き。移転するよというのを見てこれは行かないとと思った。ようやく、久しぶりに食べれてうれしい」

(客)

「おいしいです。鴨池のイオンの薔薇道は知ってはいたが食べたことがなかった。おいしいですよかったです。来て」

 店の名前も場所も生まれ変わりましたが薔薇道のグラタンやドリアの味をこれからも守り続けます。

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