伊佐市で五穀豊穣や無病息災を願う県の無形民俗文化財「湯之尾神舞」が奉納されました。
うす暗くなった境内に響く太鼓や笛の厳かな音色。伊佐市の湯之尾神社で、500年以上の歴史があり県の無形民俗文化財に指定されている「湯之尾神舞」が奉納されました。
地元・湯之尾小学校の児童や教職員もこの日のために約2か月間練習を重ねてきました。
(児童)
「めちゃくちゃ緊張しています」
(児童)
「頑張ります」
神舞とは神話をモチーフにした演舞のことで、神楽とも呼ばれます。きらびやかな衣装をまとい神々に扮した舞人が口上を述べながら舞を披露すると、観客からは大きな拍手が沸き起こりました。
(児童)
「やってみて楽しかった。いい気持ちです」
(児童)
「うまく踊れた。うれしかった」
(湯之尾小学校・國生裕彦教頭)
「保存会の方々が練習をずっと支えて指導して下さったので指導していただいた成果が出せてたのではと嬉しく思う」
2024年は伝承されている26番の舞のうち16番が奉納されましたが、2025年は全ての舞を奉納する3年に1度の大祭が予定されているということです。
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